長良川鵜飼
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長良川鵜飼とは?
長良川の鵜飼は、毎年5月11日に行われる『鵜飼開き』に始まり、10月15日まで、中秋の名月と増水時を除く毎夜行われる 岐阜の夏の風物詩です。その歴史は古く、1300年もの歴史をもち、日本書紀や古事記にも記されています。
鵜飼の始まりは、水鳥の魚を獲る本能を利用して魚を捕る「漁」として行われてきました。
夏の夜の長良川にたいまつの火を灯して浮かび上がる舟。
伝統衣装に身を包んだ鵜匠が舟と鵜を自在に操り鮎を捕る幻想的な姿は、まさに生きた芸術です。
その美しさは、あの織田信長や、徳川家康、松尾芭蕉などからも絶賛され、 時の権力者からの保護を受けて、現代まで守り抜かれてきた伝統文化なのです。
鵜とは?
鵜とは、ウミウ・カワウ・ヒメウなど、ウ科の水鳥の総称で、色は黒く、体長は80cm〜90cm、カモよりも大きいです。鵜飼には、海鵜が用いられます。 鵜匠と生活を共にし、2、3年の訓練を経て、1人前の鵜に育てられます。
鵜舟
全長約13mある鵜舟には、先頭に10〜12羽の鵜を同時に操る「鵜匠」、その後ろには助手としてサポートする「なか乗り」と、 舟を操る責任者の「とも乗り」の計3人が乗っています。画像元:岐阜市役所ホームページより
鵜匠
長良川の鵜匠は、日本で唯一、宮内庁式部職鵜匠の地位を授けられています。 みなさん国家公務員ということになるんですね。現在岐阜市には、6人の鵜匠がおり、世襲制でその技と伝統が受け継がれています。
1.風折烏帽子(かざおりえぼし) ・・・かがり火から頭髪を守ります。 2.漁服 ・・・黒または紺色の木綿でできています。 3.胸あて ・・・火の粉や松ヤニの油をよけます。 4.腰蓑(こしみの) ・・・ワラ製で防水・防寒の役割をします。 5.足半(あしなか) ・・・普通のワラジの半分の長さ。魚の脂などで滑らないようになっています。 |
鵜飼の様子
観覧船に乗船し、鵜飼観覧ポイントへ向かいます。その後、鵜飼が始まるまで食事などを楽しみます。
日が落ち、辺りが暗くなってきました。まもなく19:45頃から、4発の花火の合図とともに鵜飼が始まります。
夜の長良川に浮かび上がるたいまつの灯りと鵜匠の技で、幻想的な世界に包まれます。
時期 | 5月11日〜10月15日 |
休日 | 中秋の名月、増水時 |
場所 | 岐阜市湊町1-2(岐阜市鵜飼観覧船事務所) |
アクセス |
【電車】
JR東海道本線岐阜駅、名鉄岐阜駅から岐阜バス長良橋下車、徒歩1分 【自動車】 東海北陸自動車道「各務原IC」から車で20分 |
TEL | 058-262-0104(岐阜市鵜飼観覧船事務所) |
URL | http://www.ukai-gifucity.jp/ukai/ |
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