多治見修道院
多治見修道院は、1930(昭和5)年にドイツのモール神父によって修道士の養成を目的に設立されました。 地上3階・地下1階、白い壁と赤い屋根の美しいバロック建築となっています。
当時は、カトリック神言修道会の日本の本部としての役割も担っており、海外の宣教師も大勢いたそうです。その後、拠点が名古屋に移された現在は、神学生の修練の場としても使用されています。
礼拝堂の一部は、一般見学が可能となっています。
神聖な雰囲気が広がる中、ステンドグラスから差し込む美しい光やキリストの生涯を描いた壁画などを見ることができます。
一面に広がるブドウ畑
敷地内には、ブドウ畑が広がっています。 ブドウの栽培は、ミサで使うワインを自分たちで賄うために、設立当初から行われているそうです。ここで製造されるワインは「修道院ワイン」と名づけられ、太平洋戦争時は、輸入ワイン不足のため、全国の教会にミサ用ワインとして供給されるなどの活躍もしました。 「修道院ワイン」は、今やお土産としても人気を博しています。
ログハウスにマリア像
修道院の裏手には、ログハウス、研修センターが建っています。 この研修センターは、1989(平成元)年に建てられました。毎年南山学園の学生やカトリック教会関係諸団体などが研修に使用している他、一般人の利用も受け付けています。
また、もうひとつ見逃せないのが、聖母マリア像です。 正門付近のマリア像はすぐ目に付く所にありますが、修道院裏手の中庭にもマリア像が安置されています。
中庭に入らないとなかなか目に付かない場所にあるので、しばしば見落とされがちですが、 ひっそりとどこか神秘的な雰囲気のある素敵な聖母像です。
多治見を代表する観光スポット
小高い丘に建つ修道院は、市内の至る所からその美しい姿を眺めることができる、多治見市のシンボル的存在となっています。また、修道院の近く、およそ2.5km離れた場所には「虎渓山永保寺」もあります。 こちらも同様に、多治見市定番の観光スポットとなっていますので、ぜひセットで見ていってください。 車で約20分、徒歩では30〜35分ほどの所にあります。
基本情報
名称 | 多治見修道院 |
所在地 | 多治見市緑ヶ丘38 |
アクセス |
【車】
◆中央自動車道多治見ICより国道248号経由、国道19号「上山町2」交差点を北上 【交通機関】 ◆JR多治見駅よりタクシー5分、または徒歩30分 |
駐車場 | あり |
営業時間 | 9:00〜16:00(売店 9:30〜15:30) |
定休日 | 月(売店) |
料金 | 無料 |
TEL | 0572-22-1583 |
HP | http://www15.ocn.ne.jp/~svd/ (※音量注意) |