岐阜大仏



岐阜大仏(ぎふだいぶつ)は、岐阜県岐阜市の黄檗宗金凰山正法寺にある大仏です。
日本三大大仏の一つと称されることもあります。岐阜県重要文化財指定。

特徴

釈迦如来の大仏。像高13.7m、顔の長さ3.63m、目の長さ0.66m、耳の長さ2.12m、口幅1.31m、鼻の高さ0.36m。
最大の特徴は、日本最大の乾漆仏である事です。周囲1.8mのイチョウを真柱として、木材で骨格を組み、 竹材を編んで仏像の形を形成しています。この竹材の上に粘土をぬり、一切経、阿弥陀経、法華経、観音経等の経典が書かれた 美濃和紙を張り付けて漆を施し、さらに金箔を施してつくられています。

経典は当時の住職が読み一枚一枚貼られています。この事から、別名を「籠大仏(かごだいぶつ)」といいます。 全身が金箔で覆われ、穏やかな顔とあいまって独特の雰囲気があります。奈良の大仏や鎌倉の大仏と異なり乾漆仏の為、 損傷に対して脆いといいます。

この大仏の製作に大仏製作では一般的な銅ではなく竹を使用しているのは、岐阜提灯や岐阜和傘など岐阜の文化が 関係してると云われています。

日本三大大仏

大仏として有名なのは、「奈良の大仏」と「鎌倉の大仏」です。 戦前までは「兵庫大仏」が三番目に数えられていましたが、戦時中の金属回収令で取り壊されたため日本全国で三番目を 争う状況となっています。

日本三大大仏を掲げている大仏は、「岐阜大仏」を始めとして 「高岡大仏」「兵庫大仏(再建)」「日本寺大仏」「牛久大仏」「東京大仏」「赤田の大仏」などがあります。
引用:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


基本情報
所在地 岐阜市大仏町8
アクセス JR岐阜駅または名鉄岐阜駅からバス15分「岐阜公園歴史博物館前」下車、徒歩5分
岐阜バス「長良・さぎ山まわり」「高富」行 ほか長良橋経由路線
営業時間 9:00〜17:00
休館日 無休
TEL 058-264-2760(正法寺)


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